フロイドローズタイプのギターをオススメしない理由【エレキギター】

こんにちは!ギタリストブロガーのトキです。

ハードロック・ヘヴィメタル好きなギタリストなら一度は憧れるであろう

「フロイドローズ」タイプのギター

モダンな感じがカッコいいですよね!

僕は今このタイプのギターをメインで使っているのですが、この記事では「フロイドローズタ

プのギターはオススメしない」ということについて書いていきます。

目次

・フロイドローズとは?

・実際に使っている僕がオススメしない理由

・弦交換がめんどくさい

・気軽に弦の太さを変えられない

・気軽にチューニングを変えられない

・特定のジャンルにしか向かない

・それでも僕がフロイドローズを使う理由

・まとめ



フロイドローズとは?

まずフロイドローズとは、ギターのタイプの「ストラトキャスター」や「レスポール」のよう

なギターの大まかな種類の名称とは少し違って

このようなブリッジとナットに弦を固定するユニットがついているモノのことを言います。

なので呼ぶときは「フロイドローズタイプのストラトキャスター」なんて呼んだりします。

なんのためにあるのか?というと

弦をナットとブリッジでがっちり固定するので一度合わせてしまえばほとんどチューニングが

狂いません。

それによって激しくヴィブラートをかけたり、チョーキングしたりできるので、激しい音楽

に向いていると言われています。

ではそんな素晴らしいギターをなぜ僕がオススメしないかを説明します。

弦交換がめんどくさい!

まずはギタリストの宿命である弦交換についてですが、かなりめんどくさいです汗

普通のギターなら

古い弦を外す→新しい弦を後ろから通してペグに巻きつける→チューニングする

これくらいでチューニングを含めてもおそらく30分はかからないと思います

ですが、フロイドローズだと

弦をはずす↓

新しい弦のボールエンドと呼ばれる後ろの球を切る↓

新しい弦を六角レンチでがっちり固定する(結構力が必要です)↓

ペグに弦を通す↓

普通にチューニングした後

ナットを金具で固定する↓

最後にブリッジについているファインチューナーでチューニングの微調整をする↓

このように普通のギターよりもやることがかなり多いです。

下手をするとブリッジでの弦の固定が甘くチューニング段階で弦が抜けてしまったりして、

そうなるとその弦はもう使いモノにならなくなるので、かなり慎重になってしまいます。

そのせいでいつも僕はフロイドローズの弦を換えるだけで1時間くらいかかってしまいます。

とにかく弦交換がめんどくさいです笑

弦の太さを気軽に変えられない

ギターを弾いているとふと弦の太さを変えたくなったりしませんか?普通のギターなら変えた

後に少しボディ裏のスプリングを調整すればチューニングは安定するものですが、フロイドロ

ーズとなると複雑でチューニングを安定させるのはとても難しくなります。

それを知らなかった僕は一度買ったときに貼られていた弦より太いものに変えてしまい、チュ

ーニングが全く安定しなくなりました。結局自分ではどうしようもなくなったので楽器屋でお

お金を払って直してもらいました。

気軽にチューニングを変えられない

ライブ中にギターのチューニングを変えたい人にもフロイドローズはオススメしません

ナットで弦を固定しているし、弦高やスプリングの調整にも時間がかかるので、とてもじゃな

いけどライブ中にチューニングを変えるなんてことはできません。「フロイドローズも使いた

いしチューニングも変えたい」という人はもう1本ギターを持っていくしかないということに

なってしまいます。

特定のジャンルにしか向かない

1本で幅広いジャンルをカバーできないというのもデメリットの一つです。

基本的には激しいビブラートやチョーキングを必要とするハードロックやヘヴィメタルを弾く

のに最適とされていています。

更に大きな金属の部品で固定しているのでサステイン(音の伸び)が良くなり、深く歪ませた

音と相性が良いのです。

悪く言うと音が伸びすぎることによって「冷たい音」「無機質」と行った雰囲気が出てしまう

ので、本来のギターらしい温かみのある音が出せず、クリーントーンやクランチサウンドでの

カッティングに向きません。

普段フロイドローズタイプのギターでたくさん歪ませるのが好きな僕でも、たまには歪みを

落としてカッティングのフレーズを弾いたりするのですが、

「コレじゃない感」

がすごいんですよね…

色々なジャンルを弾きたいという人はフロイドローズ一本でいくのはやめた方が良さそうです。

それでも僕がフロイドローズを使う理由

フロイドローズタイプのギターをオススメしない理由を書いてきましたが、それで

も僕がなぜそれを選んだかというと

やっぱりカッコいいからです!

ボディの色や形ともマッチしているし、やっぱり見た目で決めた部分が大きいです。

それと今風の深い歪みにマッチするギターが欲しくて、楽器屋さんで探していたのですが、

試奏したときの高音域の鳴りがよくてコレに決めました。

まとめ

もともと自分でしっかり選んで買ったものなので後悔はしていませんが、やっぱり実際に扱っ

てみるとめんどくさい部分が多かったのであまりオススメはしません。

とはいえ、一度チューニングをしっかり合わせてしまえば、かなり激しく弾いても狂わないと

ころはやっぱりフロイドローズはすごい技術なのだと実感できます。

ガンガン歪ませてソロギターを弾きたい人は一度楽器屋さんで試奏してみるのもいいかもしれ

ません。



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