吃音克服しました
どうも( ´ ▽ ` )ノニートで作曲家のトキです。
この記事では、吃音を克服した僕がこの病気を治すために試したことや、体験談を書いていきたいと思います。
吃音って何?
あなたは「吃音」という言葉をご存知ですか?
もちろん知っていますよね笑 なぜなら吃音で悩まされているからこの記事を開いてくださっているのでしょうから。。。
もちろん吃音症とは全く無縁の方にもこの病気を広く知ってもらいたいと思っているので、ぜひ読んでいってください!
一応説明すると、「声」が出なくなる病気のことです。と言っても喉に異常があるとかではなく、吃音患者のほとんどは何らかのストレスを感じたことによりこの吃音を発症します。
よく「ストレスを受け続けるとハゲる」なんて聞きますよね。吃音はそういったストレスに対する体の反応の一種だと僕は考えています。「どもり」と言ったら想像しやすいかもしれません。
まずは僕の吃音との戦いを書いていきたいと思います。
吃音発症
僕が吃音を発症したのは中学2年生の時でした。
僕は野球少年で地元のクラブチームで野球をしていたのですが、このチームはかなりの強豪で練習も厳しかったのです。(僕は下手くそでしたが笑)
強いチームですから下手くそな僕は当然レギュラーになれるわけもなく、内気でレギュラーメンバー達の輪に溶け込めない僕は軽いいじめを受けていました。
相手からすれば、軽い同級生イジリのつもりなのかもしれませんが、僕はとても辛かったのを覚えています。それが僕の吃音発症の最初の原因でした。
ある日突然声が出なくなったわけではなく、少しずつ声がつっかかるような感覚が大きくなっていく感じです。
これがおそらく20歳くらいまで続きました。
吃音患者の苦悩
吃音患者には当人にしかわからないことがあります。周りからすれば、声が出ないなんて理解しづらいと思いますし、それが普通だと思います。
吃音にも個人差があって僕の場合はしゃべっている最中に特定の言葉(固有名詞がほとんど)の頭文字が喉につっかえてしまうタイプでした、話している相手からすれば、「今まで普通に言葉を話してたじゃん」て思いますよね。でも出ないんです…
ただ不思議なことに、独り言や歌を歌っている時は全く出ませんでした。人との会話の時だけ吃音が出てしまうんですよね。
吃音の治し方
ここから僕が吃音を克服した方法を書いていきたいと思います。
① ストレスになっているものを遠ざける
当たり前かもしれませんがこれをしない限りは吃音を治すことは不可能だと思います。
僕自身、いじめられて吃音を発症し、受験勉強、人前で何かを発表するときなどのストレスを感じたときに、吃音が激しくなりましたので。もし部活や習い事が原因だと思ったら辞めてしまっていいのです。
② 周りの人にに吃音のことを話して知ってもらう
吃音に悩む人たちがやってしまいがちなのが、家族以外の他人に自分の吃音の事情を話すのをためらってしまうことです。やはり、恥ずかしいと感じてしまうんですよね。僕も家族以外の友達や、学校の先生に言うのは恥ずかしいと思っていました。
でも思い切ってどんどん話してみましょう。そうすれば、かなり気が楽になると思います。
勇気を持って告白しよう!
③ 出ない言葉の代わりになる言葉を用意しておく
吃音患者は言葉の頭文字が出ないこと多いですが、頭文字さえ出てしまえばあとはスムーズに出てくるのではないかと思います。最初にでやすい言葉を持ってきましょう。
例えば、「りんご」の「り」が出ないと思ったら、「あのりんご」とか、「それ」に言い換えるということですね。
これの方法は、僕もかなり重宝しました。こうすることで、会話中にどもってしまったというトラウマを減らせるし、①で書いたストレスを遠ざけるということにもつながります。
五十音でどの言葉を最初に持ってくると出づらいかを、自分で調べてみましょう。
④ 気にしない
「気にしなくていいよ」⇦他人が吃音患者に一番言ってはいけないことですね。「吃音が出るから気にしてるんだよ(怒)」と僕もずっとそう言ってイライラしてましたが、実は、これ結構重要なんです。
言ってしまえば、どもったから何なの?誰もあなたのことなんて興味ないし、あなたがどもっったことなんて、明日になれば、誰も覚えていないのです。こういう考えかたを持ってください。自分自信が勝手にトラウマだと思い込んで、負のスパイラルに陥っているだけなのです。
吃音克服
僕は上で挙げた4つのことを意識して吃音を治しました。
はっきりと「吃音最近出なくなったな」「吃音治ったな」と意識したわけではありません。
本当にいつの間にか、なくなっていたのです。というより気にならなくなったというか、自分が吃音だということが頭から消え去っていました。
もしかすると自分が気づいていないだけで、今も会話の中で吃音が出ているのかもしれません。
でも気づかない(気にならない)のであれば、これはもう治ったと言っても良いのではないでしょうか。
まとめ
自分にとってストレスになっているものを明らかにして遠ざける。
日々関わりがある身の周りの人にはどんどん伝える(恥ずかしくない!)
それ以外の他人や、お店の店員さんなどの前でどもってしまっても、誰も気にしていないので、あなたも気にしなくていい
最後に
ここまで、簡単に吃音が治るかのようにすらすらと書いてきましたが、僕が経験した吃音よりもずっと重い吃音の症状を持っている人もいると思いますし、遺伝的なものから症状がきている人もいるかもしれません。ただ、吃音の辛さはわかっているつもりです。これを読んだ人が少しでも励みになったり、吃音を治す何かのヒントになれば良いと思い、この記事を書きました。あなたが吃音を克服できることを心から願っています。